目とメガネの用語集
監修:オプトメトリー・ドクター 関真司 (キクチ眼鏡専門学校校長)
【か】
開散 |
カイサン |
輻輳の状態から両眼注視線を左右に開く機能 |
外斜位 |
ガイシャイ |
両眼で一点を注視しているとき、片眼を遮蔽するとその目が外方へ向くような眼位 |
角膜 |
カクマク |
眼球前面の円形の透明な膜 |
可視光線 |
カシコウセン |
人間の目が光として確認できる波長380〜770nmの光 |
加入度数 |
カニュウドスウ |
遠用度数と近用度数の差 |
カバーテスト |
カバーテスト |
眼位ずれの有無、種類やその大きさの検査のこと |
眼圧 |
ガンアツ |
眼球の形を維持するための目のなかの圧力 |
眼位 |
ガンイ |
両眼の視線の向きをいう。異状のある場合、斜視という |
眼筋 |
ガンキン |
眼球の運動に関与する筋。眼球をその方向に向ける上・下・内側・外側の各直筋、回転等の作用をする上・下の各斜筋からなる |
眼底 |
ガンテイ |
眼球の内部の後面で網膜のある部分 |
眼内レンズ |
ガンナイレンズ |
白内障手術の際、濁った水晶体に代えて挿入される人工のレンズ |
【き】
キャタラクトレンズ |
キャタラクトレンズ |
白内障手術後に使用される強度のプラスレンズ(+10〜+15D) |
矯正視力 |
キョウセイシリョク |
眼鏡類により矯正をした状態の視力 |
強膜 |
キョウマク |
眼球外壁の大部分を形成し、眼球全体を保護している丈夫な膜 |
近視 |
キンシ |
角膜、水晶体の屈折力が大きいか、眼軸が長いために目の中に入る光が網膜より手前で焦点を結ぶ目 |
近点 |
キンテン |
水晶体の調節を最も強めたときに見える至近の点 |
近点瞳孔距離 |
キンテンドウコウキョリ |
近用眼鏡用の瞳孔距離 |
【く】
屈折異常 |
クッセツイジョウ |
水晶体が無調節時に平行光線が網膜上に像を結ばない状態をいい、近視、遠視、乱視といった種類がある |
屈折率 |
クッセツリツ |
光が二つの媒質の境界面で屈折するとき、正弦で表した入射角と屈折角の比 |
クラウンガラス |
クラウンガラス |
メガネのレンズに用いられるガラスの素材。屈折率=1.523 比重=2.6 |
グラスコード |
グラスコード |
サングラスやメガネを首から掛けるための紐。金属のものをグラスチェーンという |
クラック |
クラック |
ガラスレンズ内の割れ、コート膜の割れ |
グラデーション |
グラデーション |
色を序々に薄くしていくレンズ |
クリングス |
クリングス |
パッドとリム又はブリッジをつなぐ支持構造部品 |
【け】
形状記憶合金 |
ケイジョウキオクゴウキン |
Ni−Ti合金に代表される合金で形状回復力が大きく外部からの衝撃を吸収する |
結膜 |
ケツマク |
眼瞼(まぶた)と眼球表面(白目部分)を結ぶ膜 |
【こ】
光覚 |
コウカク |
光を感じその強さを区別する目の働き |
高屈折率レンズ |
コウクッセツリツレンズ |
CR−39に比べて屈折率の高いレンズをいう。強度近視用レンズでは厚みが薄くなる |
虹彩 |
コウサイ |
眼球の血管膜の先端部で、角膜の後方にある環状の膜。中央の瞳孔開閉を行って光の量を調整する |
コーティング |
コーティング |
真空蒸着や液浸でレンズ表面に薄い膜をつくること |
コート膜 |
コートマク |
コーティングによってつくられた薄い膜 |
小口 |
コグチ |
モダンのテンプルの差込口 |
小玉 |
コダマ |
二重焦点レンズの近用部 |
コンビネーションフレーム |
コンビネーションフレーム |
フロントの主要部分がプラスチックと金属の組合わせで作られたフレーム(コンビネーション枠に同じ) |