ビジョンケアを語る
理事 熊谷輝一 セイコーオプティカルプロダクツ(株)顧問
パソコンやIT機器など、目に負担がかかる生活環境や高齢化社会に伴い、メガネが担う役割はますます重要となっています。
そんな中、レンズメーカーでは最先端の技術を駆使し、より軽く、より薄く、より強く、より透明度が高い、世界屈指の高品質なレンズを開発し、メガネ作りに貢献しています。
しかし、メガネはただ見えればいいというものではありません。1億人いれば1億通りのメガネができるくらい、人の目は繊細なものです。たとえば、加齢により目の調節機能が衰えた方でも適切なレンズを選び自分に合ったメガネを使用することにより、趣味やスポーツといった、これまでのようなアクティブな生活を楽しむことができるのです。さらに、病気などにより必要とされる視力補正のサポートは言うまでもありません。
もちろん、レンズだけではメガネはできません。視力チェックのための機器、かけ心地の良いフレーム、そして、何よりもお客様にベストなレンズを選ぶ小売店の力が必要不可欠です。これらのプロセスがうまく繋がってこそ、レンズメーカーの技術を結集した製品が活きてくるわけで、この総合力が正にビジョンケアと考えています。