世界のビジョンケア

ビジョンケアの専門家・オプトメトリスト

日本では多くの人々がメガネを使っています。そしてその大半の人々が直接メガネ店で視力検査を受けて購入しています。しかし残念なことにその検査レベルは格差が激しく、結果、誰もが「良いメガネ」をかけて、快適な視生活を過ごしているとはいえないのが現実です。
一方、世界に目をやってみると、日本と明らかに異なるのが「オプトメトリスト」という職業の存在です。Optomertristは通常「検眼士または視力測定医」と訳されます。オプトメトリストの主な勤務先は病院やクリニックで、屈折検査など視機能に関する総合的な仕事をしています。また他にはコンタクトレンズクリニックでフィッティングを担当したり、一般眼科において屈折検査に従事している人もいます。また視力が出にくいロービジョンを専門にしている人、子供の検査を専門にしている人もいます。
こうしたオプトメトリストが国家資格となっている国は先進国だけに限らず世界に45カ国に上り、教育制度も構築され、社会的に高い地位が確立されています。
日本の場合、2000年に厚生労働省認可団体である社団法人日本眼鏡技術者協会が「認定眼鏡士制度」を設立し、ようやく公的資格の第一歩が踏み出されました。この第一歩が将来オプトメトリスト制度化へとつながっていくことが期待されています。

世界のオプトメトリスト事情

オプトメトリストの歴史が100年以上というアメリカでは、オプトメトリー・ドクターといって、メディカル・ドクター、デンタル・ドクターと並んで、社会的には大変地位の高い職業となっています。仕事内容は州の法律によって多少異なりますが、屈折検査、両眼視機能検査、眼底検査、眼圧、視野検査などを行い視機能と眼疾患の有無などを総合的に診断します。また検査のための散瞳剤、検眼麻酔などの使用はもちろん治療薬の処方も行います。そして視力の出にくいロービジョンのケアなどもオプトメトリストが担当しています。当然、メガネ・コンタクトレンズの購入に際し、オプトメトリストの処方箋は必ず必要で、勤務先は診療所、病院、リハビリセンターなどです。
欧米諸国に限らず、アジアの近隣でもオプトメトリストは制度化されています。例えばフィリピンは30年以上前からあり、散瞳剤を使用した検査が認められるほどレベルは高いといわれています。また韓国では10年ほど前に眼鏡士という資格ができています。中国では、近年、大学の医学部に眼視光科ができ、眼視光医師という名でオプトメトリストに正式に中国名が付けられ制度化されました。

オプトメトリストについてもっと知りたい方に

日本オプトメトリック協会

JOAは、日本におけるビジョンケアの思想とオプトメトリーの推進をはかり、これに基づいたオプトメトリー制度の確立と社会的地位の向上を目的として、1979年に設立されたオプトメトリストの団体です。

世界オプトメトリー協会

43カ国84団体からなる非営利団体。本部はアメリカ、フィラデルフィア。オプトメトリーの目と視覚のプライマリーケアを世界レベルで調整し、教育レベルを高め、競争の激しい現代社会に不可欠な質の高い目と視覚のケアを提供することが目的。世界のオプトメトリー分野のリーダーが多く加盟しています。

キクチ眼鏡専門学校

ビジョンケアの専門家・オプトメトリストの養成を設立目的としたわが国唯一の4年制専門学校です。精鋭の講師陣による専門知識・技術の習得。実験や実習、最新の情報を取り入れた国際基準の高度なカリキュラムで、多くの優れた人材を輩出しています。